ベンチャー企業とは、新しいサービスや技術を展開していく会社のことで、規模は小規模から中規模となります。規模の大きさから、中小企業との違いがわからないこともあるかもしれません。中小企業は事業内容は問わないものの、社員数や資本金に制限が設けられているのが特徴です。そのため、中小企業でありながら、ベンチャー企業でもある会社が多数存在します。

次に、スタートアップ企業との違いを見てみましょう。ベンチャー企業がイノベーションの有無や期限を問わないのに対し、スタートアップは革新的かつ短期間での成長を狙うため、目的までの期間設定が必要です。ただし、明確な定義があるわけではないので、スタートアップ企業がその後、ベンチャー企業に変化していくことも珍しくありません。

次にベンチャー企業についてです。前述したように資本金の制限や創業何年以内、という基準や定義があるわけではありません。特徴は投資機関から出資を受けていること、新しいサービスや技術、ビジネスを展開していてかつ成長過程であることです。このようにベンチャー企業は成長していく会社なので、その成長の度合いから4つのフェードに分けられて考えられています。

創業前のコンセプトは決まっていても、具体的な事業がまだないシードが1つ目です。具体的なサービスや製品は決まっても、まだ認知度が低い創業直後の段階をアーリーと呼びます。事業が軌道に乗り成長を目指して進めていく段階が、エクスパンションです。経営が安定し利益の出ている段階を、レイターと言います。