エンジニアとして市場価値を高めるには、常に時代の流れに追いついていく必要があります。C++やJavaならエキスパートなエンジニアでも、PythonやKotlinはわからないというケースも珍しくありません。そうしたケースにおいては、積極的に比較的新しいプログラミング言語を習得していくことが求められるでしょう。

新しいプログラミング言語と聞いて、ハードルが高いと尻込みする心配はないです。その理由として、既にC++やJavaといった言語でスキルと経験を磨いてきたエンジニアの場合、それほどPythonやKotlinなどの習得に手間取らないことが挙げられます。プログラミング言語の文法は、大差がないからです。

例えば、C言語ならvoidから始めていきます。これはvoid型と呼び、戻り値のないコードを書くときに用いられるものです。プログラムを動作させると、何かコメントを打ち出すコードのことで、数字を入れて計算させるような類ではありません。

一方、Pythonではvoidなどの宣言は不要です。そのため、Pythonから始めてC言語を学んだ人は面倒くさいと感じる場合も多いでしょう。これはC言語がPythonよりも昔に作られ、その面倒な宣言などを省いていこうとPythonの研究開発の段階で考えられた結果です。このようにエンジニアが市場価値を高めていくには、積極的にスキルや経験を積むことで、自然と社会的な評価も高まっていくと言えます。